インキュベートルーム:
卒業企業の声
株式会社アドプラスウエストジャパン
事業概要について教えてください。
電子・電気機器製品開発における、回路設計、基板設計、基板製作、基板実装、BGAリワーク、基板における検査解析、ファームウェアソフト設計、FPGAのプログラム等を主体に高度な技術と経験で、製品化する製造受託会社です。
ビジネスモデルについて教えてください。
弊社は、創業当時から大手電機メーカー様・車載メーカー様や半導体メーカー様から電子機器製品の試作開発を主体にしており、お客様から試作開発設計を弊社内専用CADを使って電子回路から基板・筐体設計を行い、基板製作・板金加工、弊社内でマウンター実装後に、外観・X線検査機にて製品検査を行い、弊社内にて組立てを行い製品化する経験と技術力を提供して参りました。
また、試作開発における製品の電子回路変更に伴い、BGAデバイス及び半導体部品のリペア及び部分改造・解析検査等の他社に無い技術でサービスとQ・C・Dを提供して参りました。
事業の規模について教えてください。
売上 社員数
1期目: 7,200万円 社員数:9名(役員を含む)
2期目:21,000万円 社員数:10名(役員を含む)、パート数:4名
3期目:24,000万円 社員数:15名(役員を含む)、パート数:2名
( 計画 )
御社の強みについて教えてください。
試作開発製品における弊社の高度な技術と経験を持ったエンジニアが、厳しい顧客要求に対して提案型のサポートを行いながら、高品質・低価格・短納期をお客様に提供して参りました。
インキュベートルーム使用開始からの経緯について教えてください。
当時、リーマンショック後の創業で、少量資金しかなくネットでベンチャー支援を行っている地方自治体を探していたところ、枚方市立地域活性化支援センターと出会い、審査を受けインキュベートルームの使用許可がおりました。
使用終了して感じたことを教えてください。
弊社は、創業当時から大手メーカー様とのお取引が有り、地域活性化支援センターにご来社の際には、ご安心いただき現在も取引中です。
弊社は、製造会社ゆえ工場を持たなければならず、創業ベンチャー支援の地域活性化支援センターを使用できたことは、資金繰りからして非常に助かりました。
弊社は、関東にも事業所があり、大阪本社にて会議の際には広い会議室や打合せ室を使用できたことは大変良かったです。
また、使用中は経営診断等のご指導をいただき、経営者としての自覚を持つことが出来ました。
使用中に苦労したことについて教えてください。
創業当時は、小資金力の為、工場を持つことも機械を持つこともできず、公的機関の融資も受けられない状態で、経営指導員の方からいろいろなアドバイスを受け、金融機関からプロパーで融資を受けられたことで、事業計画の推進ができました。
事業を行う中での工夫について教えてください。
創業当時は、本来、目指す工場ラインが構築できず関係協力会社に依存する為、お客様には「グループ会社での対応」と言うことを、全社員が意識を持ちお客様にご理解をいただくことに苦労いたしました。
今後は、枚方市町楠葉の新社屋で製造設備を導入してラインの構築を図り、本来の製造会社として製品提供を行って参ります。
印象に残っていることを教えてください。
使用期間中は、地域活性化支援センター6階の管理事務室では、所長をはじめ皆様方に親切丁寧にご指導・ご鞭撻をいただきました。
また、公的機関への書類提出においても、いろいろとご教授いただき、退去後の移転先様にも好印象を持って頂けたことを嬉しく思っております。
今後の抱負について教えてください。
今期、3期目は年商2億4千万円を目標に期毎に前年対比30%増を計画、5年後には、年商6億8千万円を予定しています。
また、社員数は22名体制を予定しています。
5期目までに、関東事業所を都心部に移転して6名体制の事業体にする予定です。
地域活性化支援センター育ちの企業として10年、20年と繁栄して参りたいと祈念しております。
応募資格や手続き等をご確認ください