インキュベートルーム:
卒業企業の声
NPO法人コスモス医療福祉協会
事業概要について教えてください。
次の4つの柱を事業の軸としております。
- 教育部門 大阪府許可事業(地域福祉推進室)
ヘルパー2級養成講座 現任教育研修・職業訓練
ガイドへルパー養成講座 現任教育研修・職業訓練 - 介護部門 大阪府許可事業(事業者指導課)
a.訪問介護ヘルパーステーション
高齢者のヘルパー在宅介護・終末介護
b.障害福祉サービス
赤ちゃんから高齢者まで障害をお持ちの方の居宅介護
c.ガイドヘルパー
障害者の外出介護・その人の持ち時間により、遠方まで出来る労働局許可事業
d.家政婦派遣
介護保険で賄えない全て・病院付き添い・泊の介護 - 就労支援
ヘルパー2級の養成講座を修了した方々を無料で地域の介護施設やヘルパーステーションに紹介し、介護人材の不足に対して貢献している。 - コンサルティング
病院施設・福祉事業設立に関して相談運営の依頼など。
ビジネスモデルについて教えてください。
高齢社会を迎えて介護事業は必然性があり大きく社会貢献が出来るとの判断いたしました。
事業の規模について教えてください。
職員数の規模は40名程度です。
行政・地域包括支援センターとの連携や地域活性化支援センターとの協働事業もあります。
御社の強みについて教えてください。
自社で教育をして就業場所も確保・教育研修も行っているため、一貫性のある人材育成が出来る事です。また職業訓練ができることや就職活動の方々に適切な相談が出来る事が強みです。
インキュベートルーム使用開始からの経緯について教えてください。
ひらかたNPOセンターさんの紹介がきっかけでした。
使用終了して感じたことを教えてください。
地域活性化支援センターとの協働事業ができた事や、経営支援アドバイザーや北大阪商工会議所よりいろいろな指導・助言をいただいたことにより、その後の事業に希望が持てた事です。インキュベートルームの使用で経費節減はもちろんですが、それよりも信用度アップでの点でCB企業には、最大の支援をして頂いたと思います。
使用中に苦労したことについて教えてください。
助けて頂いたことばかりでした。強いて申し上げれば、特殊な職業でしたので365日出勤のため年末年始などに冷暖房が切れることです(笑)。
事業を行う中での工夫について教えてください。
まず、介護事業はサービス事業であるとの認識を職員全体が持つ。そしてその意識付けの上に具体的な目標と手順を明確にする。また熱意を持ち、細心の指示と報告を求める。「利用者への気配りと笑顔を」ということを従業員には一番強く求めてます。
印象に残っていることを教えてください。
平成16年にネパールから日本に嫁いだ女性がヘルパー2級を受講し、毎回授業の最後にレポートを提出するのであるが、字は「ひらがな」ばかりでしたが、その学ぶ姿勢は真摯で、必至で日本語と技術の習得に励み、大きな施設に就職が出来、現在もご活躍されている事が励みになります。「いつかネパールで介護事業をしたい」と云われた笑顔を忘れません。
また、別の話ですが、ガイドヘルパーの車イス研修日が台風の接近と重なり、風雨の激しい中、交野の青少年野外センターで、キツイ坂道を登るので、まるでサバイバルだとブツブツ言っている受講生に対して、リハビリ学会の重鎮である講師の先生は、何食わぬ涼しい顔で一言「障害者は雨だからと外出を待たないよ」と言われたことが印象的でした。
今後の抱負について教えてください。
介護ビジネスは今後とも益々社会にとって重要な役割を担うので、質の高い、技術力もすぐれたヘルパーを排出して、社会の役に立つ専門職の養成を拡大したいと思っております。そして元気な高齢者が、いつまでも現役で社会を支えて下さるための事業を立ち上げたい。ボランテイアでなく、永年の経験と知識を生かせる場所、事業化を目指したい。 また最近はうつ病の人口が急増しているので、医療機関、行政、学校・職場と連携し精神的なカウンセリングを行い、日常生活が安心して過ごせる組織つくりと事業化に向けて取り組みたい。
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